2月に入りました。すっかりお正月は過ぎました。 お正月といえばお餅。
お餅といえば幼少の頃、お餅屋さんのお餅を母親が毎年行事に購入していて食べた記憶があります。
よもぎの丸いお餅に粒あんが入ったのと、プレーンの白いお餅に豆が入ったお餅。
夕方には少しずつ硬くなってきて、翌日には更に硬くなってしまって、それを火で炙るとまたこれ美味しかった。
硬くなった翌日に食べるほうが好きだったくらい。
昔ながらのその美味しいお餅屋さんが高齢のためなのか?お店を閉めてしまい、それから和菓子屋さんのお餅に変わったのですが、あの美味しいお餅の生地ではない。
翌日もさほど変わらない柔らかい生地で、なんだかふわっとしていて残念。
スーパーで売られている小包装の切り餅。チーズのように多少伸びる感じで、どう調理しても好みにはならない。
お餅を食べることが無くなった。
そんな話をしていたら、ヨガの生徒の一人が、自宅で今もなお、餅米を購入して餅をついているという。
購入しないで自宅でついたほうが美味しいから買うことはないと。3世帯で住んでいるからお餅はよくついていると。
そしてその生徒の一人が、今週ついた餅を型に流し込んで切り餅サイズにして、まだ少し温かいですがとなんと持ってきてくれた。
夕方になって早速食べてみると、歯応えがしっかり! そうそう、これこれ!
この歯応えで、しっかり噛み切れて、歯形が残るくらい。 何よりお米の旨みがしっかりあって、噛むとお米の甘味がある。
なんだか、ビヨ〜んと伸びる感じとか、ふわっふわの赤ちゃんのほっぺの感じとか、口の中でとろけるとか、最近流行りの食感やキャッチフレーズは全く惹かれず(苦笑)。
そういえばもう少しでバレンタイン。小学校の時あげた男の子のお返しのホワイトデーがマショマロで残念だった記憶を思い出す。
つきたて、切り立て、しっかりお米の旨みが感じられるお餅は美味しいな〜と、今回の味で思い出しました。